アイドルグループ「乃木坂46」の若月佑美さんがと「欅坂46」の佐藤詩織さんの作品が、9月6日〜18日までに開催される「第102回二科展」にて入選を果たしました。
この二科展には過去にも多くの芸能人が入選していることから、
「審査が甘いのではないか?」
と疑問の声も多く出ているようです。
今回は、二科展とはどういったコンテストなのか?審査基準は?過去に入選した芸能人は?
など詳しく調べてみました!
二科展とは?
「二科展(二科会展覧会)」とは、日本美術家団体のひとつ「二科会」が主催した、画家への登竜門ともいわれる賞です。
「日展(日本美術展覧会)」、「院展(日本美術院展覧会)」と並ぶ日本三大美術展の一つで、絵画、彫刻、デザイン、写真の4つの部門から成り立ちます。
過去には有名な芸術家を多数輩出。
「太陽の塔」で知られる岡本太郎とも縁が深いようです。
今年は、1004作品のうち352作品が入選、さらに32作品が入賞しています。
乃木坂46の若月さんは自由テーマのポスター部門(A部門)で6年連続となる入選。
佐藤さんは、自由テーマのマルチグラフィック部門(D部門)で初入選しています。
こうみるとかなり大層な賞に思えます。
やはり実力がある方々が入選しているのでしょうか・・・?
過去に二科展で入選した芸能人
過去に入選した芸能人の方々とその作品を調べてみました。
工藤静香
1990年から20回も入選、その後「二科会」の会友になっています。
(二科会は、一般→会友→会員の順に資格が上がっていくそう。)
押切もえ
押切さんは2015年に入選。
淡いピンク色の花が描かれ、背景の薄緑は日比谷公園をイメージしたそうです。
五月みどり
女優・歌手として活躍する五月みどりさんも過去に入選していました。
憂いを帯びた女性の表情が印象的です。
八代亜紀
フランスの権威ある展覧会に入選するほどの腕前の八代亜紀さん。
しかし「週刊文春」には美大生に絵を描かせていることを暴露されましたが、真実はいかに…?
そのほか、石坂浩二さんや雪村いづみさんが過去に入選しています。
二科展の審査は実際甘いの?
これら芸能人の作品をみたネット民からは、
・「まったく魅力を感じない」
・「芸能人の入選はイロモノ」
と辛辣な意見が多く出ています。
そして芸能人を入選させる理由は、芸術を広めるPRのためだと言われています。
たしかに芸能人が入選すれば、マスコミがとりあげて知名度もあがりますからね。
しかしながら、二科展全体の入選作品を拝見すると、正直「あれ?」と感じるものもしばしば・・・。
実際に審査基準は明らかになっていないものの、
ある一定水準をクリアすれば誰でも入選でき、
また出品者の多くは、1人2~3点は出品しているので落選する人はあまりいない。
と噂されています。
過去に入選した人は、
・「大学の頃、国展に入選したことあるけど、今はただの主婦です。入選レベルでは作家でもないし何もならない。会員や賞を獲ったら違うけど。」
・「俺でさえ1日で描いた作品が順入選したことがある
ただ芸能人が入選するのはほぼ間違いなく今回の芥川賞と同じ理由だけどね」
と話しています。
また、文化系の雑誌ライターからは
「二科展を主催する二科会は日本の美術団体の中でもリベラル派で知られ“誰でも受け入れる団体”と言われています。
出品者も絵の好きな主婦など趣味で描いている人ばかりで、オープンな展示会という感じですね。
ただし、本気でプロを目指す美大生や芸大生の間では『二科展に入選することは黒歴史』とまで言われているそうです」
という話も。
あくまで、芸術が“趣味”の人の作品展示会といった感じのなのでしょうか?
そう考えると、芸能人の入選もおかしくはありませんね。
まとめ
二科展はハードルは高くないぶん、誰でも気軽に芸術に触れて楽しむことができるのかもしれません。
実際に、普段は主婦やサラリーマンをしている素人の方のおもしろい作品が見れると好評のようです。
誰でも応募することが可能なので、もし興味があれば提出してみてもおもしろいかもしれませんね!